Power Automate Desktop|日付を入力する方法

データ取得の期間を変えたいから日付を毎回指定したい!

ユーザーが対話形式で日付を入力する方法を解説します。
実際にフローを作成して、動作を確認しましょう!

この記事を書いた人
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こさい
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(株)完全自動化研究所代表のこさいです。

1) エンジニア歴25年超。RPA開発および支援8年超
2) RPA関連の書籍を5冊出版。現在はGPT×PADの書籍を執筆中!
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日付を入力するには

フローの動作中に任意の日付入力をユーザーに求める場合には[日付の選択ダイアログを表示]アクションを使用させます。[日付の選択ダイアログ]では単独の日付だけではなく、日付の範囲を指定することもできますし、時刻を含めて指定することもできます。

当アクションは[メッセージボックス]グループの中に格納されています。[ダイアログのタイトル]を入力すると、日付選択ダイアログのタイトルに表示されます。[ダイアログメッセージ]を入力すると、日付選択ダイアログの日付選択ボックスの上部にメッセージとして表示されます。「〇〇の日付を選択、または入力してください」などと設定するとよいでしょう。[ダイアログの種類]は[1つの日付]または[日付の範囲(2つの日付)]が選択できます。

[次のプロンプト]は[日付のみ]または[日付と時刻]が選択できます。[日付と時刻]を選択した場合、下図のように時刻も選択(または入力)できるようになります。[規定値]にはDatetime型が入力できます。たとえば「2022-4-1」や「2022/4/1」です。Datetime型と認識できない値を入力すると実行時に「引数’DefaultValue’は’Datetime’である必要があります」というエラーが発生します。

[生成された変数]の[SelectedDate]には、ユーザーが入力した日付が格納されます。[規定値]を設定していない場合は、当日の日付となります。[ButtonPressed]には[OK]または[Cancel]が入ります。[ダイアログの種類]で[日付の範囲(2つの日付)]を選択した場合は、[SecondSelectedDate]というDateTime形の変数が追加表示されます。

フローを作成しよう

こさい
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実際にフローを作って、動作を確認しましょう!

フローを作成しよう

STEP1 [日付の選択ダイアログを表示]アクションを追加する

アクションペインで[メッセージボックス]アクショングループをクリックしてください。[日付の選択ダイアログを表示]アクションをワークスペースに追加してください。

STEP2 [日付の選択ダイアログを表示]アクションを設定する

[日付の選択ダイアログを表示]ダイアログが表示されます。[ダイアログのタイトル]に「日付の選択」と入力してください。[ダイアログメッセージ]に「日付を選択してください」と入力してください。[日付の選択ダイアログを常に手前に表示する]を[有効]にしてください

[生成された変数]をクリックして、[生成された変数]に[SelectedDate]と[ButtonPressed]が表示されていることを確認してください。[保存]をクリックしてください

こさい
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これでフローは完成です。

フローを実行しよう

フローを実行してください。日付の選択ダイアログが表示されます。日付入力ボックスのカレンダーアイコンをクリックして、表示されたカレンダーの任意の日付をクリックしてください。[OK]をクリックしてください。フローが終了します。

変数ペインを見てください。変数[SelectedDate]に選択した日付が格納されていることを確認してください

まとめ

[日付の選択ダイアログを表示]アクションは、動的に日付の入力を受け付けて、自動化フローに柔軟性を持たせたい場合に活用できるアクションです。「売上データをダウンロードさせたいのだが、動作させるたびに、取得する期間を変更したい。『月初から昨日まで』とか『前週』とか色々なパターンがある」といった場合ですね。

固定の日付、もしくは計算で取得できる日付の場合は、以下の記事をお読みいただければ参考になると思います。
>>今日の日付を取得する方法昨日の日付を取得する方法月初の日付を取得する方法

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