Power Automate Desktop|無償版と有償(プレミアム)版の違い

この記事では、Microsoftが提供するPower Automate for desktopの無償版と有償(プレミアム)版の違いをわかりやすく解説します。それぞれのバージョンの特徴や適した利用場面について具体的に説明し、選択の参考となる判断基準も紹介します。

本記事の内容

無償版と有償版の概要

無償版

  • Windows10以降のOSで利用可能。Microsoftアカウントが必要。
  • 「個人のMicrosoftアカウント」と「職場または学校のMicrosoftアカウント(以降、「組織のMicrosoftアカウント」と記述」で利用可能。
  • 基本的に個人利用目的。
  • 基本的なフローの開発が可能(一部有償版でしか使えないアクションがある)。
  • 手動での実行。スケジュール実行はできない。

有償(プレミアム)版

  • Power Automate のライセンス契約が必要。
  • 基本的に組織として利用目的。
  • 無償版の機能に加えて、有償版でしか使えないアクションが使用可能。
  • スケジュール実行が可能。
  • クラウド上でフローの共有が可能。
  • フローの実行管理、ログの閲覧が可能。

無償版と有償版の違い

「無償版と有償版の概要」の内容を表にして、さらに詳しく解説します。

Microsoftアカウント別の項目比較表

項目Microsoftアカウントの種別
個人※1組織
費用無償無償5,000円/月※2
2,248円/月
Power Automate for desktopの利用
手動実行
フローの自動実行(アテンド型)※3××
サインアウト状態での自動実行(非アテンド型)××有償アドイン
18,750円/月※4
フローの実行監視、ログの表示××
Microsoftサポート××
フローの共有×※5×
フローの保存先OneDriveDataverseDataverse

※1)個人のMicrosoftアカウントで利用する場合は無償ですが、有償(プレミアム)版に切り替えることはできません。組織のMicrosoftアカウントで利用する場合は無償版から有償版に切り替えられます。

※2)プランにより価格は異なります。表に記載している価格は「アテンド型RPAのユーザーごとのプラン」です。また、ライセンス価格は変動します。最新の価格表で確認してください。
(追記)
2023/8/1 現在 1,875円です。プランも「Premiumプラン」となりました。
2024/11/1 現在 2,248円です。プラン名は「Power Automate Preminum」です。

※3)アテンド型:Windowsにユーザーがログインしている状態で実行されます。

※4)非アテンド型:Windowsにユーザーがログインしていない状態で実行されます。アテンド型RPAのユーザーごとのプランまたはフローごとのプランを持っている場合、アドオンとして利用できます。自動実行する端末がWindow10 Homeの場合は利用できません。ライセンス価格は変動します。最新の価格表で確認してください。
(追記)
2023/8/1よりプランが「Processプラン」に変更となりました。
2024/11/1現在、プラン名「Power Automate Process」と「Power Automate Hosted Process」で非アテンド型デスクトップフローが提供されています。

※4)テキストファイルにフローをコピーして保存することにより共有することはできます。詳しくは「Power Automate Desktop|フローの共有【無償版/有償版】」をお読みください。

適用場面の違い

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コメント ログインすると書き込めます

  1. KO より:

    こさい様
    ご回答有難うございました。
    UiPathでは、ある特定のフォルダ内にプロジェクトという形で格納されていたので、同じようなものをイメージしていたのですが、PAD Free版ではそういう形ではなく、フローデザイナー上で管理するということなのですね。作成したフローを共有するという概念がないからでしょうかね。
    まだMicrosoftのライセンス体系がよく理解できていないので、引き続き勉強していきたいと思います。
    「Power Automate for Desktop業務自動化最強レシピ」も購入しましたので、活用させていただきます。

    • こさいこさい より:

      書籍購入いただきありがとうございます!
      そうですね。PADはUiPathと違って「ファイル」での管理ではないです。
      フローはテキストファイルにコピペして他の人と共有します。
      有償版ならクラウド上で他のアカウントに共有をかけられます。

  2. KO より:

    こんにちは。まだPADを勉強し始めたばかりの初心者です。
    練習フローを作り始めたりしているのですが、そのフローがどこに保存されているのか分からず、教えていただけないでしょうか?
    当方は組織アカウントの無償版(Microsoft Power Automate Free)を利用していますので、本記事の表を見ると、フローはDataverseに保存されるのかと思います。
    Power Automateの私のアカウント欄にも「Common Data Service」と書いてあり、これはDataverseのことですよね?
    自分のDataverseにはどのようにアクセスして確認すれば良いか、参考になる記事などあれば教えていただけると幸甚です。
    宜しくお願い致します。

    • こさいこさい より:

      こんにちは。
      フローはDataverseに保存されますが、データベースに格納されているので、テーブルの形で確認できるだけです。
      フローはフローデザイナーで確認するか、クラウド上のPowerAutomateのページにログインして確認するかになります。
      クラウドのPowerAutomateのページは、Office365(https://www.office.com/)にログインして、たどっていけば見れます。
      あまり保存場所を見ることに意味はないと思いますが、Dataverseを確認するには、PowerAutomateページのメニューの「詳細」⇒「テーブル」とたどるとPowerAppsの画面が開いて確認できます。