RPA導入に失敗しないためのポイント【運用中心主義】

完全自動化

RPA導入に失敗しそう!エラーが頻発するし、利用が広まらない……。このままじゃ、RPAの導入に失敗してしまうかも!!うまい解決策はない?

こういった疑問に答えます。

本記事のテーマ

RPA導入に失敗しないためのポイント【運用中心主義】

記事の内容
  • ポイント:運用中心主義
  • 仕組み1:プラットフォーム
  • 仕組み2:組織
記事の信頼性

記事を書いている僕は、RPA関連の書籍を5冊出版しているRPAの専門家です。7年以上、複数の会社でRPAの導入・開発・運用に携わっています。

読者さんへの前書き

RPAは「RPAツールありき」で考えてしまうと、そこにとらわれてしまいます。この記事では、一度、RPAツールのことは頭から除いて、平らな気持ちでお読みください。

それでは、どうぞ!

この記事を書いた人
この記事を書いた人
こさい
こさい

(株)完全自動化研究所代表のこさいです。

1) エンジニア歴25年超。開発から業務改善まで幅広く経験してきました
2) 複数の企業においてRPAのコンサルティングを行っています
3) RPA関連の書籍を5冊出版しています

  1. オープンソースで作る!RPAシステム開発入門
  2. 実務者のための失敗しないRPAシナリオ設計入門
  3. UiPath業務自動化最強レシピ
  4. WinActor業務自動化最強レシピ
  5. Power Automate for desktop業務自動化最強レシピ

現在はChatGPTとPower Automate for desktopの書籍を執筆中!

ポイント:運用中心主義

RPA導入に失敗しそう!エラーが頻発するし、利用が広まらない……。このままじゃ、RPAの導入に失敗してしまうかも!!うまい解決策はない?

あるよ!

こさい
こさい

というわけで、

「RPA導入に失敗する原因」と「RPA導入に成功するポイント」

について解説していきます。

「RPA導入に失敗する原因」はズバリ、「RPA開発中心主義」になっているからです。
(いろんなパターンはありますが、言い切っちゃいます(笑))

RPAの話って、「開発」の話ばっかりです。

RPAは動かし続けて、なんぼ

でも、RPAは、「動かし続けられること」が一番大事。
だから、

運用中心主義に、頭を切り替えることが成功のポイントです!

いくら業務を自動化したって、そのあと、動かし続けられなければ、試合は終了。
当たり前、、ですよね?

動かし続けるための「仕組み作り」

じゃあ、「動かし続けられること」を達成するために、必要なことは?
これもカンタン↓↓

仕組み作り

です。

細かく言うと、下記の2つ。

  • プラットフォーム
  • 組織

それぞれについて、もう少し深堀りしていきます。

仕組み①:プラットフォーム

1つ目は「プラットフォーム」
つまり、RPAが動き続けるための「土台」作りをしようね、って話です。

このプラットフォームには、下記のような仕組みが必要です。

  • (1)スケジュール実行する仕組み
  • (2)エラー通知する仕組み

(1)スケジュール実行する仕組み

「RPAで自動化フローを作りました」
そのあと、どうしています?

毎回、手動で実行している人、多いと思います。
でも、これって大変……。

それに、早朝とか、深夜のうちに動かしたいケースも多いでしょう?

そうです。自分で動かしていたら、長くは続かないから、

スケジュール実行する仕組みが必要!

タイマーを仕掛けておいたら、その時間に自動的に仕事を完了してくれる。
こうなって初めて「RPAの価値」が出ていきますし、長続きするわけです。

(2)エラー通知する仕組み

RPAを運用から考えると、エラーが発生することを前提としないといけない。
なぜなら、

RPAは他のアプリケーションやファイルを操作するものだから

です。

操作対象のアプリケーションやファイルに、変更や不具合があれば、
RPA側が影響を受けて、エラーになる。

つまり、RPA側では完全に制御できない……。
これは、RPAの宿命ですね。

ということは、

エラーが、すぐにわかる仕組みが必要

と、いうこと。

RPAでエラー処理する理由を、次の記事でまとめています。参考にしてください。
>>RPAでエラー処理するべき2つの理由

仕組み②:組織

もう1つの仕組みは「組織」です。
これについても、2つに分けて解説します。

  • (1)運用人材の育成
  • (2)品質管理を担うリーダー

(1)運用人材の育成

RPAを運用していくと、どうしてもエラーが発生するのですから、、

エラーに対応できる運用人材が必要!

ということです。

ある程度、RPAのことがわかっていないと、エラーに適切に対応できません。
リカバリーの『勘所(かんどころ)』がわかる人が必要です。

ITエンジニアほど、RPAの技術に詳しくなくていいので、非エンジニアの人を育成するといいです。

RPAの開発者は兼務しない

RPAのシナリオを開発した人が、そのまま運用するケースはよくあります。

でも、これは止めましょう!

運用に関わっていると、開発は進まなくなりますから。

開発者と運用者を分けることで、継続的に開発が進んでいく体制になりますよ。

(2)品質管理を担うリーダー

運用を重視するなら、

非エンジニアの実務者に、RPAの開発を任せるのは止めましょう。

「RPAは非エンジニアの人でも開発できる」というのは、ウソではありません。

が、非エンジニアの人に作らせるとしても、誰かが品質を保証しましょう。

非エンジニアの人でも開発できる

実際に、僕は非エンジニアの人に教えています。ただし、僕が手取り足取り教えているので、「非エンジニアの人だけで開発している」わけではないですね。まれに、「システム脳」を持っていて、バリバリに開発できるようになる人もいますが。

品質が悪いシナリオを運用すると、

  • エラーばかりが発生する
  • 保守性も悪いから、トラブル時や仕様変更時に修正が困難

です。

ぶっちゃげ、こんなんじゃ、運用は続かない。

情報システム部門か、RPA専門部署かが、シナリオを一元管理しましょう。

というわけで、

RPAの運用に失敗しないためには、「RPA開発」を目的とするのではダメで、

「動かし続けられること」を成功の基準とする

ということが大事、という話をしてきました。

「なんとなくわかったけど、具体的に教えてほしい」という場合は、僕のオンラインRPAコンサルを検討してください。
>>オンラインRPAコンサル|こさナビ

「いや、自分でもっと勉強するんだ!」という場合は、本でまとめていますので、お読みください。
>>オープンソースで作る!RPAシステム開発入門|設計・開発から構築・運用まで