風邪をひくということ

年末年始は風邪の症状が続いた。この話をするとみんなの反応は決まっている。

「どこからもらったの?」

その発言は、僕と考え方が違うので説明するのだが、めんどくさがられると思うので、ここにだけまとめておく。

病気は感染しない

「どこからもらったの?」というが、病気はどこかの誰かが持っていて、そこから感染している、というのは僕の考え方とは違う。体というのは常に一定の状態をキープしようとする働きがあり、病気というのは「自分が歪んでいるから、元の状態に戻ろうとする習性である」と捉えている。

東洋医学的にはたぶん、そういう考え方。

つまり病気とは「悪い状態」ではなく、「よくなっていっている状態」なので、安静にしてほっておけばよい。薬とか飲まずショウガを擦って暖かくして飲んで、布団にくるまっておけばいい(もちろん、これは風邪レベルの話をしているよ)。

人のせいにするのはカッコ悪い

第一、「誰のせいで風邪をひいた」というのはカッコ悪いでしょ?

コロナの時、「孫に会いに行ってコロナにかかってしまった」とのたまっていた知事がいたが、本当に恥ずかしい発言だと思うよ。なんでも人のせい、場所のせいにする人間は、たとえ「科学的」であろうとカッコ悪い。

失敗を部下のせいにする上司みたいな感じ。日本人の美意識にはない考え方だよ。こういう人の下で働くと「この人は失敗を下に押し付けてくるだろうな」と感じてしまう。

免疫の話じゃない

また、自分が元気なときは、風邪をひいている子供をずっと看病して一緒に寝ていても感染しなかった、という経験された方も多いだろう。僕もそうだ。

自分が「歪んでいない状態」だったら、どんな人と会っても大丈夫。すべて自分のせいなんだよね。

これは「免疫」という話とも少し違う。結果的に同じようなことを言っているけど、免疫も「悪いものは外から来るから、それを内部の良いものがやっつけてくれる」という思想をもとにしているね。

「イイのは自分。悪いのは他人」

こういう考え方を日常に取り入れている限り、努力もしないし、良い生活を習慣づけよう、という気がなくなる。好き勝手に生きて、悪くなったら薬やら注射なんかに頼る人生を送ることになってしまう。

自分の責任

結局、そういう思考は仕事にも反映され、自動化の開発にも反映される。自助努力が欠如してしまい、外部のせいにしてしまう脆さが仕事に出る、と僕は考える。

といいつつ、風邪をひいてしまったのだから、自分が悪い部分が多くあったんだろうな……。糖質の取りすぎ?パソコンの前で座りすぎ?…見直そう。

まぁともかく、「自分に起こったことの責任は自分にある」という思考が根底にあるかないかで人生は変わってくるんではないか、という話です。では。

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