DAFチームとは何?
について解説しています。
業務の完全自動化を支えるDAF理論について次の記事で解説しています。
それでは、どうぞ!
DAFチームとは
DAFチームに必要な役割と役割の内容と適した人材を解説します。
必要な役割と役割の内容と適した人材
DAFの案件は、複数の組織(部や課)にまたがる業務が多く、IT技術も上流から下流の知識が必要ですので、多様的な人材でチームを構成する必要があります。
ただし、すべてに深い知識を持ち合わせる必要はありません。
必要な役割と役割の内容と適した人材についてまとめました。
メンバー
ITに関係のない一般社員でいいです。最初は、DAF設計者にサポートしてもらう形で進めることでシステム知識をカバーします。
最終的には、要件定義から設計までメンバーが行い、DAF開発者に開発を要請することを目的とします。また、運用フェーズに入った自動化を運用することも仕事となります。
DAF設計者
社内SEが担当します。業務およびシステム開発の双方に詳しい必要があります。
また、DAF開発者の教育・サポートを行う役割もあります。
最終的なミッションは、メンバーを育て、メンバーとDAF開発者だけで完結できるような組織を作り上げることです。
DAF開発者
開発を専門とします。中級程度のプログラマが最適です。社内に適切な人材が見つからない場合は、社外のリソースを利用する事も検討しましょう。スキルについては表1に記載します。
項目 | 内容 | ||
A | 経験年数 | プログラム経験3年以上。SE、PL経験は無くてもよい | |
B | 技術 | 言語 | 【必須】VBA(VB)・SQL 【なくてもよい】VBスクリプト・JAVAスクリプト・Batch |
DB | MySQL、SQLServer、Oracle(何か一つで開発した事があれば大丈夫) | ||
OS | Windows Server・Windows | ||
ツール | 【触った事があればうれしい】 ETL関連のツール・RPAツール関連・BI関連のツール | ||
C | その他 |
| |
D | 担当業務 | 自動化案件1本を上から下まで担当します。プログラム開発だけでなく、現状分析、データソース分析、ヒアリングも行い自動化を進めていきます。開発方法や進め方等、すべて指導し、相談できるので、A~Cの条件さえクリアできれば大丈夫です。 |
【表1】DAF開発者に必要なスキル
運用者
問題なく運用されていることを監視し、問題があれば対処することが仕事です。
また、同じ問題が起こらないようにDAF開発者と協力して対処します。
運用の最初はDAF設計者が兼任し、運用が落ち着いたらメンバーに引き継ぐのが望ましいです。
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DAF理論について全体像を把握するには次の記事をお読みください。