・DAFチームとは何かは分かったけど、なんで必要なの?
・どうやって構成していけばいいの?
という疑問に答えていきます。
DAF理論では、DAF構築のための要件定義・設計・開発・運用をチームで行うことを勧めています。
DAFチームについてまだ理解できていない方は次の記事をお読みください。
それではどうぞ!
DAFチームとその役割【チームの成長パターンも図解します】
DAFチーム結成を勧める理由
DAFチームを作る理由を2つ説明します
運用管理を集中するため
DAFは自動化チームが集中して開発・運用管理することで、高いサービスレベルを維持でき、自動化の効果を得やすくなります。
中小企業の場合、管理する自動化の案件数が多くならないため、なおのこと集中管理が向いています。
運用責任を負う
「完全自動化した業務の運用責任を誰が負うのか」が必ず問題となります。
開発・運用管理している人が責任を負うのが自然な流れです。
完全自動化を進めるほど運用管理と責任が増えていくため、チームが必要になります。
DAFチームと役割
DAFチームの役割を解説します
完全自動化チームの中には4つの役割を持った人員が必要です。初期メンバーは複数の役割を兼任することになります。
- メンバー
- DAF設計者
- DAF開発者
- 運用者
詳しくは次の記事をお読みください。
DAFチームの成長パターン
いきなりチームが完成するわけではありません
次の成長パターンを参考にして、チーム作りを行ってください。
第1形態
始めは社内で完全自動化に対する認識はなく、説明しても効果への信頼はありません。少人数(またはあなた1人)でまず1つの案件を完了させ、その効果を見せることに集中します(図1)。
図1:チームの第1形態
第2形態
完全自動化で実績を出し、メンバーが増えてきた状態です。図2 のように、メンバーに実務者からのヒアリングや要件定義をしてもらい、あなたは設計やインフラの整備などの裏方にまわります。実開発は開発者に任せます。
図2:チームの第2形態
第3形態
あなたは自動化チームを自律的に動かす教育を行う立場になります。もしくは、自動化推進チームを率いる部署長になっているかもしれません( 図3)。
図3:チームの第3形態
関連する記事
僕の著書「オープンソースで作る!RPAシステム開発入門」では、DAFを構築し運用する方法について詳しく解説しています。まとめて知識を手に入れたい方は書籍をご購入ください。
DAF理論について全体像を把握するには次の記事をお読みください。