RPAを導入しているんだけど、作りっぱなしの状態。どうやってRPAの導入効果を高めたらいいのかな?
という疑問に答えます。
答えは、
実行結果を分析して、細かく対応していくこと。
簡単に言うと「ロボットを育てていくこと」
です。
RPAの導入効果を高める方法
効果測定をする
ロボットを育てていくためには、
ちゃんと効果測定すること。
これが大事です。
では、なにを測定するか?
効果測定の基本は削減工数
効果測定の基本は、「削減工数」ってところになりますね。
手動でやっていたときには、何分かかっていたのが、何分でできるようになった。
そして、それを月に何回動かしているから、合計何分の削減になった、という計算方法。
現実的に測定するには
この計算方法の問題は、本当の削減工数ではないってことです。
- 実際は、エラーが発生する
- RPAを動かさないときもある
つまり、あくまで理論的な削減工数でしかない……。
本当の動作をもとに効果を把握しようと思ったら、ログを分析することになります。
ログには、実行時間、終了時間、正常終了したかエラー終了したか、といった大事な情報が入っていますから!
さらに本格的に効果を測定するには
それに、もう少し正確に効果を測定しようと思ったら、削減工数だけじゃなくって、エラー発生率も把握したいですね。
エラーがたくさん発生していたら、それだけリカバリーにも工数がかかっているわけだから、「うまくいっていない」ということになります。
さらに、シナリオ毎の重要度も加味したい!
重要なシナリオをエラーなく、何回も動かしているなら「効果が出ている」と判断できます。
実行PCが複数台ある運用体制になってくると、実行PCごとの効果も分析したいところ。
下記のような構成のケースです。
>>参照:RPAの仕組み【図解でわかりやすく解説】
と、このように、実行PCごと、シナリオごとに分析して、うまくいっていない箇所に対応していくことが、RPAの効果を高めていくことにつながります。
手間はかかるけど、それが「ロボットを育てる」ということですね。
効果測定する方法
効果測定することが大事なのはわかった。
「でも、どうやって測定すればいいの?」ってなりますよね。
効果測定するのは大変……
前出の「開発実行分割パターン」なら、なおさら複数台からログを回収するだけで大変……。
たとえば、UiPathにはオーケストレータという運用管理ツールがあって、ログを一元管理する仕組みがあったりするけど、ちょっと高価ですよね。
なんとか、Excelで管理することもできるけど、手動になってしまって工数がかかる。
自動化のための作業を手動で行うなんて、本末転倒ですね(笑)
ロボットの効果測定を自動化
そこで、僕はロボットの状態を自動的に把握できるツールを作りました。
シナリオ毎の重要度などを設定でき、エラー率、削減工数、削減率を加味することでポイント付けする仕組み。
この仕組みを「ロボ健康指数」と名付けています。
そして、ロボ健康指数を常に「健康」に保てるように、メンテナンスしています。
このツールに興味を持たれた方は、こちらのページからお問い合わせください。
まずはオンラインミーティングでお話しましょう。
>>UiPath運用支援ツール|Synus(サイノス)