新人にITについて教えるなら「データ」の仕組みを教えます。 社員IDが「1」の人は社内に必ず1人だけです。決して2人いてはダメ。「社員ID」のことを「主キー」と呼びます。社員ID「1」のデータは「一意」とか「ユニーク」とか言います。 これが理解できている人はほとんどいないはずです。
ポストしているように、すべてのITの基本はこれだと思います。
逆にこのことを理解していないから、すべての間違いは発生してしまうのです。
「主キー(プライマリーキー)」項目は必ず一意(ユニーク)でないと、どこかで矛盾が生じてしまいます。
簡単に見てみましょう。
社員ID | 社員名 | 入社日 |
---|---|---|
1 | 小佐井 宏之 | 2017/5/11 |
1 | 渡辺 昭 | 2022/4/7 |
このようなデータがあったとき、社員ID=1の社員名はどちらになるでしょうか?
わかりません。
こんなバカみたいな話があるのか?
……いくらでもあります。
Excelでは、このような表は簡単に作れてしまいますから。
そして、何のエラーも起きません。
まず、「データは必ず一意にならないといけない」ということを新人にはしっかりと教えないといけませんね。
主キーの理解ができたら、次は「複合キー」を教えないといけませんね。
例えば、売上明細なら「売上伝票No」と「枝番」の組み合わせで一意になります。
伝票番号 | 枝番 | 商品No | 数量 | 単価 |
---|---|---|---|---|
1234567 | 1 | A0001 | 5 | 1000 |
1234567 | 2 | A0020 | 2 | 2500 |
このように、データを明確に1つに絞ることができる「キー」という存在を理解することで、
やがて、巨大なデータも正確に扱うことができるようになります。
データの正確性、整合性を保つためには、この決まりを教えましょう。
新人と言わず、全社員が知っておくべき知識ですよね。
では。
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