完全自動化研究所の小佐井です。RPA化が失敗しやすい業務の特徴ということで
今回お話ししていきたいと思います。
RPA化が失敗しやすい業務の特徴5選
RPA化が失敗しやすい業務って、いろんなことあるんですけど、
「RPA化をするときにはまりやすい業務の特徴」
というふうに考えていただければいいかなと思います。
1) いろいろ変更が起こりやすい業務
1つ目は「いろいろ変更が起こりやすい業務」ですね。
たびたび変更しないといけないから当然手間がかかります。
手順を一本化できるとか、ある程度整理できるのだったら、整理してから自動化しましょう。
どうしても整理できないということだったら自動化を見送るという選択肢もあると思います。
2) 人の判断が途中に入る
2つ目は「人の判断が途中に入る」です。
これも結構あると思いますね。
最初に人の判断が入るとかだったらいいですけど、途中に人が入って、自動化と自動化で人を挟むみたいな感じですね。
このパターンは自動化が難しいです。
「最初から最後まで自動化できる」もしくは「完全に一部だけ完結して自動化する」
という方向で考えないと、失敗する可能性が高いです。
3) 紙の作業が入る
紙の作業が入る自動化も失敗しやすいです。
今はAI-OCRなどを使って紙を読み取って、電子化する方法はありますが、100%成功するわけではありません。
100%ではないということは誰かが確認しないといけません。
誰かが確認しなくてはいけないということは、完全に自動化することはできません。
要望は多いですが、完全自動化を考えるなら避けたいのが本音です。
4) 失敗すると取り返しがつかない業務
「失敗すると取り返しがつかない業務」も請け負いたくないですね。
代表的な例が「メールを送信する業務」です。
メールは送ると取り返しがつかないので、失敗すると影響が大きいですね。
または「入力系の業務」。
入力に失敗したら影響が大きかったり、取り消しに手間がかかるとなると責任が重くなります。
また「入力系はテストしにくい」というマイナスもあります。
5) 偉い人が絡んでいる
「偉い人が絡んでいる業務」も失敗しやすいです。
「自動化するべき」でなくとも、偉い人が「自動化して」と言ったから自動化せざるを得ない案件は危険です。
要件の変更が多いことも想定されますし、自動化に失敗した場合は「RPA自体が使えない」という評価にもつながりかねません。
なるべく避けたい案件ですね。
まとめ
というわけで、5つ挙げましたが、1つでも当てはまっているなら自動化する際に気を付けてください。
私自身はこういうパターンで失敗してきましたので、今回お話しました。
それではまた!