こんにちは。完全自動化研究所のこさいです。
先日、このようなTweet(ポスト)をしました。反響が大きかったので、もう少し詳しく掘っていこうと思います。
すでに多くの企業がRPAを導入しています。
でも、導入、開発ばかりに気を取られ、忘れていることがあります。そのため、多くの企業で導入後に頓挫したり、廃れていったりしたのではないでしょうか。
それだけならまだしも、初代RPA管理者がやらかした後を引き継いだ2代目が苦労している現実もありますね…。
この記事では、RPA導入後の運用について、もう少し考えてみましょう!
RPA導入後の運用は必須!365日の準備をしよう
RPAを導入するのは、企業にとって大きな一歩です。でも、導入しただけでは終わりではありません。
導入後の「運用」が大切です。
そして、運用の段階では、導入や開発とは違う、いくつかの課題が出てきます。
運用の段階での課題とその対処方法を以下にまとめてみました。
課題1: 運用の方法を知っている人を見つける
RPAの導入後は、実質的に「システムの運用」が必要になりますが、運用の方法を理解している人材が不足することがあります。
対処方法:
研修や教育: RPAの運用に関する研修や教育プログラムを提供し、スキルを持っていない人材を育成します。
外部の専門家の採用: 運用の専門知識を持つ外部の専門家を採用し、内部のチームに知識を共有させます。
課題2: システムを見守って最適化する方法を考える
RPAのシステムは常に変化する業務プロセスに対応できるように、適時に最適化する必要があります。
対処方法:
監視ツールの導入: システムのパフォーマンスをリアルタイムで監視し、問題が発生した場合に迅速に対処できるようにします。
定期的なレビュー: RPAのプロセスを定期的にレビューし、改善点や最適化の機会を見つけ出します。
課題3: コストを管理する
RPAの運用にはコストがかかり、これが予算を超えないように管理する必要があります。
対処方法:
予算の明確化: 運用に必要なコストを明確にし、予算を設定します。
コスト効率の分析: 運用のコスト効率を定期的に分析し、コストを抑える方法を考えます。
これらの課題と対処方法を理解し、計画的にアクションを取ることで、RPAの運用を効果的に行い、企業の効率化を実現することができます。
まとめ
RPAの運用は、長期間続ける必要があります。「すぐに使わなくなるだろう」と思って、いい加減に作っても、その後3年以上使い続けることになる、なんてことはザラです。
「RPAは誰でも簡単に作れますよ」と営業トークされて購入しても、「それが何?」です。
その後の「具体的な実用方法」「運用方法」についてトークできないとしたら、そのRPA営業は信用できません。そちらの方が圧倒的に長くて大変なのですから。
導入する企業側も、RPAを導入するときは、ただの技術導入と思わず、「毎日の運用を始めるスタート」と考えましょう。
運用を計画して、長期的に見て、RPAから最大の効果を得ることができます。これによって、企業は、持続的な成長と競争力を強化することができるでしょう。
以前にも、RPA導入に失敗しないためのポイント【運用中心主義】という記事を書いているので、併せてお読みください。こちらの記事は完全自動化を前提として技術的な面から深掘りしているので、参考になるかもしれません。
それでは、また!
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