Microsoft社のデスクトップ型RPA (Power Automate for desktop)を使ったアテンド型(人が操作を補助する形式)の活用事例を100個集めました!Power Automate for desktopを使って、どんな業務がどのように自動化できるかを知り、Power Automate for desktopを活用し始めるきっかけとなればうれしいです。
自動化タスク別の事例
Excel自動化
- 2つのExcelファイルを結合する【フローダウンロード】
2つのExcelファイルを結合して1つのファイルにまとめる。 - Excelデータをフロー内で集計する
Excelデータを集計し、合計や平均値を算出。 - Excelデータをワークシートに振り分ける【フローダウンロード】
Excelデータを条件に応じて複数のワークシートに振り分ける。 - Excelファイルを一定行数で分割する【フローダウンロード】
一定行数ごとにExcelファイルを複数の小さいファイルに分割する。 - Excelをフィルター分割する【フローダウンロード】
Excelにフィルターをかけて、新しいExcelファイルに分割する。 - 複数のCSVファイルをExcel形式に変換して保存する
複数のCSVファイルを読み取り、Excel形式に変換して保存。 - CSVファイルを選択してExcel起動する【フローダウンロード】
CSVファイルをExcelで開き、表示形式を整えて表示します。 - Excelファイルの多重起動を防止する
Excelファイルが開いている場合、新しいウィンドウで開かないよう設定。 - Excelマクロを実行する
Excelマクロを実行する。 - 引数付きExcelマクロを実行する
引数の付いたExcelマクロを実行する。 - キー送信を使ってExcelを操作する
Excelをキー送信で操作することでサポートされていない操作も可能に。 - VBScriptでExcel操作する
VBScriptを使ってExcelを操作する。 - 複数のExcelファイルを一つのシートに統合する
複数のExcelファイルのデータを1つのシートに統合。
スプレッドシート自動化
- Googleスプレッドシートにデータを書き込む
ローカルデータや外部システムから取得したデータをGoogleスプレッドシートに直接書き込む。 - Googleスプレッドシートからデータを取得してローカル保存
Googleスプレッドシート内のデータを定期的に取得し、CSVやExcel形式でローカルフォルダに保存。 - スプレッドシートの複数セルに一括で値を入力
スプレッドシートの特定の範囲(例:A1:D10)に対して、事前に設定した値を一括で入力。 - 新しい行が追加された場合に通知を送信
スプレッドシートに新しいデータ行が追加された際に、メールやチャットツールで通知を送る。
Web操作自動化
- 基幹システムへのログイン切り替え操作
複数の子会社を持つ企業でログインを切り替えてログイン。 - スクレイピングとメール送信
Webシステムからデータを取得しメール送信。 - セレクターに変数を組み込む
WebシステムのUI要素認識のためのセレクターに変数を組み込む。 - 大量のWebページを保存する
大量のWebページをローカルに名前を付けて保存する。
データ処理自動化
- 今日の日付を取得する
今日の日付を取得して変数に格納する。 - 昨日の日付を取得する
昨日の日付を取得して変数に格納する。 - 月初の日付を取得する
月初の日付を取得して変数に格納する。 - 曜日から日付を取得する
先週の水曜日の日付を取得したい場合などに使用する。 - リストを作成する
リストを作成する方法を理解する。 - データテーブルを作成する
データテーブルの作成方法を理解する。 - データテーブルの列をリストに変換する
データテーブルの列をリストに変換する - データテーブルを結合する
2つのデータテーブルを結合する。
ファイル管理自動化
- テキストファイルを作成する
テキストファイルを作成する方法を解説。 - ファイルからテキストを読み取る
テキストファイルからテキスト(文字列)を読み取る。 - ファイルを削除する
ファイルを削除する方法を解説。対象ファイルが無い場合も説明。 - CSVのデータを読み込む
CSV形式のファイルのデータを読み込む。 - ファイル名の一部を置換する
大量にフォルダに置いてあるファイルの名前の一部を一気に置換する。 - 特別なフォルダーを取得する
デスクトップやドキュメントフォルダーなどの特別なフォルダーのパスを取得する。 - フォルダー内のファイルをすべて取得する
特定のフォルダー内のファイルの一覧を取得する。 - ファイルが存在する(しない)場合に対応する
任意のファイルが存在しているか、存在していないかを確認する。 - Excelの一括コピーと名前変更【フローダウンロード】
複数のExcelファイルを一括コピーしてファイル名に日付を付加する。
PDF管理自動化
- PDFデータから特定情報の抽出補助
PDF内の必要情報を抽出し整理。 - PDFを会社名で分割する【動画】【フローダウンロード】
複数ページのPDF請求書を会社名で分割して、会社名を付けてPDF保存する。 - PDFを結合する
2つのPDFファイルを結合して、1つのPDFファイルを作成する。
Word管理自動化
- Wordを操作する
WordとExcelを組み合わせる。
メール処理自動化
- 送信先リストによるメール送信
Excelに記載された送信先リストを使用して、複数の受信者にメールを送信。 - メール本文からテキストを抽出する方法
メール本文からテキストを抽出する方法を解説。 - スクレイピングとメール送信
Webシステムからデータを取得しメール送信。 - 営業担当者宛の一斉メール配信補助
Excelデータから担当者ごとに内容をカスタマイズして自動送信。
アプリケーション操作自動化
- 画像認識で画面コントロールする
UI要素認識できないとき、画像認識で操作できる。
データベース自動化
- データベースからの抽出結果をExcelに保存
SQLクエリを実行してデータベースから抽出した結果をExcelファイルとして保存。 - 他のシステムから取得したデータをデータベースに書き込み
APIやCSVファイルから取得したデータをデータベースに自動で挿入。 - 特定条件に基づくレコードの更新
データベース内の特定の条件を満たすレコードを自動で更新。
対話型自動化
- メッセージボックスを表示する
ユーザーにメッセージやエラーを伝える方法を理解する。 - 入力ダイアログを表示する
入力ダイアログを使って、ユーザーからの入力を受け取る対話型のフローを作成する。 - 日付を入力する
ユーザーに日付を入力させ自動化フローに利用する。
その他の自動化事例
- レコーダーを使う
レコーダー機能を使って操作を記録する。 - カスタムオブジェクトを使う
カスタムオブジェクトについて知る。 - PowerFxを使ってみる
PowerFxを簡単に理解する。 - Picture-in-Pictureを使ってみる
V2.41の有償版で使えるようになった新機能「Picture-in-Picture」を使ってみる。
業務別の自動化事例
会計・経理業務の自動化
- 会計ソフトへの請求書データ入力
手動入力を補助し、正確な請求書データを登録。 - 予算管理ツールへのデータ転記
予算データをツールに自動登録。 - 振込依頼データの作成補助
振込対象の確認業務をサポート。 - 銀行口座の入金チェックとデータ保存
自動で入金データを取得し、日付ごとのフォルダーに保存。完了後に通知メールを送信。 - 月次決算報告書作成テンプレートへの作成補助
定型的な決算報告書を自動生成。
人事・総務業務の自動化
- コピー機カウンターの管理
コピー機の使用状況を記録し、月次報告や保守管理、コスト管理に活用。 - 入退社手続き書類作成補助
必要書類の準備を効率化。 - 残業オーバー検出
残業時間が一定の基準を超えている人を自動的に検出する。 - 備品・消耗品の管理
オフィス内で使用される備品や消耗品の在庫管理と発注。
営業サポート業務の自動化
- 見積書の自動作成支援
見積データから素早く作成。 - 営業担当者宛の一斉メール配信補助
Excelデータから担当者ごとに内容をカスタマイズして自動送信。 - 値引き管理
値引きの規定範囲を超えていないかを抽出し報告する。 - 提案書作成の定型部分補助
提案書作成時の共通項目を自動挿入。 - 営業報告書の自動作成補助
日報・週報を迅速に生成。 - 売上データの自動集計と配信
顧客別、商品別の売上データを自動的に作成し配信。 - キーが重複した売上明細データの修正
売上明細ダウンロード後にキーの重複を修正する。
物流・在庫管理業務の自動化
- 在庫データの加工と保存
在庫データのダウンロードと加工・保存。 - 発注リストの自動生成
在庫不足を元に発注リストを作成。 - 商品補充リストの自動作成
基準表と在庫数を元に補充リストを作成。 - 受注データの整理と転記
受注情報をシステムに整理・転記。 - 店舗間の在庫調整提案
店舗ごとの在庫データを基に、過剰在庫と不足在庫を分析し、在庫移動の提案を自動作成。 - 返品・クレーム処理の記録補助
返品・クレームデータの記録を補助する。 - 取引先実績通知
取引先に納品済みの通知を行い、請求額を確認する。 - 受注商品の初回納期決定通知
受注商品の納期を受注担当者に通知する。
IT部門サポート業務の自動化
- ユーザーアカウント作成補助
新規アカウント登録をサポート。 - ソフトウェアライセンス管理表の更新
ライセンス状況を最新化。 - エラーログの確認と報告
エラーデータを抽出・報告。 - 機器貸出状況の管理
貸出状況を一元管理。 - 問い合わせ対応
IT部門への問い合わせ対応を生成AIに代行してもらう。
マーケティング業務の自動化
- 顧客データのシステム登録業務
ECシステムへの顧客データ登録を自動化。 - 大量のWebページを保存する
大量のWebページをローカルに名前を付けて保存する。 - 大量のWebページの更新業務
大量のWebページ更新を効率化。CMSの問題も解決。 - ウェブアクセスデータの整理
アクセスログを統一形式に整形。 - SNS投稿データの管理補助
SNS管理ツール対象外のSNSも含めて投稿内容や日程を一元管理する。 - キャンペーン対象リストの作成
CRMデータから抽出したデータを加工してキャンペーン対象を抽出する。 - 顧客ランク別分析表の作成
顧客ランク別の分析を自動化。
研修・教育業務の自動化
- トレーニングスケジュールの管理
研修の日程を効率的に設定し、関係者に通知。 - 研修参加者データの管理
受講者リストを作成し、出欠状況を記録。 - eラーニングプログラムの進捗追跡
オンライン研修の受講状況をリアルタイムで管理。
品質管理業務の自動化
- 不良品データの収集
生産ラインや顧客から報告された不良品データを整理。 - 品質検査結果の分析
検査データを統計的に処理し、傾向をレポート化。 - 顧客クレームの追跡
クレーム情報を整理し、再発防止策をデータで提示。
経営企画業務の自動化
- KPIデータの収集と可視化
重要指標を集計し、ダッシュボード形式で表示。 - 経営会議資料の作成
経営層向けの定例資料をテンプレートから生成。
情報連携業務の自動化
- システム間のデータ連携
複数システム間のデータを同期する。専用システム開発の選択肢も。 - 外部システムからのデータ取り込み
APIやCSVを活用して外部データを取り込み整理。 - BIシステムの更新
基幹システムからBIシステムへのデータ連携。
まとめ
今回の記事では、Webシステムからデータを取得し、メールで送信する業務をPower Automate for desktopを活用して自動化する方法を紹介しました。煩雑な手作業を省き、業務効率を大幅に向上させるポイントをお伝えしましたが、いかがでしたでしょうか?
Power Automate for desktopは、特別なプログラミング知識がなくても使えるツールです。初心者でも簡単に始められる上に、古いシステムとの相性も抜群。スクレイピングやデータ処理を自動化することで、業務にかかる時間と手間を大きく削減できます。
まずは小さな業務から自動化を試してみてはいかがでしょうか?効率化の一歩を踏み出すことで、次に挑戦したいアイデアがどんどん湧いてくるはずです!今こそ、Power Automate for desktopを導入して、新しい働き方を始めましょう!