Power Automate Desktopの活用事例100選

Microsoft社のデスクトップ型RPA (Power Automate for desktop)を使ったアテンド型(人が操作を補助する形式)の活用事例を100個集めました!Power Automate for desktopを使って、どんな業務がどのように自動化できるかを知り、Power Automate for desktopを活用し始めるきっかけとなればうれしいです。

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こさい
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(株)完全自動化研究所代表のこさいです。

1) ITエンジニア歴25年超。RPA開発歴8年超
2) RPA関連の書籍を6冊出版。
3) RPAトレーニング動画を販売しています。
4) Power Automate Desktopフロー販売を行っています
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自動化タスク別の事例

Excel自動化

スプレッドシート自動化

  • Googleスプレッドシートにデータを書き込む
    ローカルデータや外部システムから取得したデータをGoogleスプレッドシートに直接書き込む。
  • Googleスプレッドシートからデータを取得してローカル保存
     Googleスプレッドシート内のデータを定期的に取得し、CSVやExcel形式でローカルフォルダに保存。
  • スプレッドシートの複数セルに一括で値を入力
     スプレッドシートの特定の範囲(例:A1:D10)に対して、事前に設定した値を一括で入力。
  • 新しい行が追加された場合に通知を送信
     スプレッドシートに新しいデータ行が追加された際に、メールやチャットツールで通知を送る。

Web操作自動化

  1. 基幹システムへのログイン切り替え操作
     複数の子会社を持つ企業でログインを切り替えてログイン。
  2. スクレイピングとメール送信
     Webシステムからデータを取得しメール送信。
  3. セレクターに変数を組み込む
     WebシステムのUI要素認識のためのセレクターに変数を組み込む。
  4. 大量のWebページを保存する
     大量のWebページをローカルに名前を付けて保存する。

データ処理自動化

ファイル管理自動化

PDF管理自動化

Word管理自動化

メール処理自動化

  1. 送信先リストによるメール送信
     Excelに記載された送信先リストを使用して、複数の受信者にメールを送信。
  2. メール本文からテキストを抽出する方法
     メール本文からテキストを抽出する方法を解説。
  3. スクレイピングとメール送信
     Webシステムからデータを取得しメール送信。
  4. 営業担当者宛の一斉メール配信補助
     Excelデータから担当者ごとに内容をカスタマイズして自動送信。

アプリケーション操作自動化

データベース自動化

  • データベースからの抽出結果をExcelに保存
    SQLクエリを実行してデータベースから抽出した結果をExcelファイルとして保存。
  • 他のシステムから取得したデータをデータベースに書き込み
    APIやCSVファイルから取得したデータをデータベースに自動で挿入。
  • 特定条件に基づくレコードの更新
    データベース内の特定の条件を満たすレコードを自動で更新。

対話型自動化

その他の自動化事例

業務別の自動化事例

会計・経理業務の自動化

人事・総務業務の自動化

営業サポート業務の自動化

物流・在庫管理業務の自動化

IT部門サポート業務の自動化

マーケティング業務の自動化

研修・教育業務の自動化

  • トレーニングスケジュールの管理
     研修の日程を効率的に設定し、関係者に通知。
  • 研修参加者データの管理
     受講者リストを作成し、出欠状況を記録。
  • eラーニングプログラムの進捗追跡
     オンライン研修の受講状況をリアルタイムで管理。

品質管理業務の自動化

  • 不良品データの収集
     生産ラインや顧客から報告された不良品データを整理。
  • 品質検査結果の分析
     検査データを統計的に処理し、傾向をレポート化。
  • 顧客クレームの追跡
     クレーム情報を整理し、再発防止策をデータで提示。

経営企画業務の自動化

  • KPIデータの収集と可視化
     重要指標を集計し、ダッシュボード形式で表示。
  • 経営会議資料の作成
     経営層向けの定例資料をテンプレートから生成。

情報連携業務の自動化

  • システム間のデータ連携
     複数システム間のデータを同期する。専用システム開発の選択肢も。
  • 外部システムからのデータ取り込み
     APIやCSVを活用して外部データを取り込み整理。
  • BIシステムの更新
     基幹システムからBIシステムへのデータ連携。

まとめ

今回の記事では、Webシステムからデータを取得し、メールで送信する業務をPower Automate for desktopを活用して自動化する方法を紹介しました。煩雑な手作業を省き、業務効率を大幅に向上させるポイントをお伝えしましたが、いかがでしたでしょうか?

Power Automate for desktopは、特別なプログラミング知識がなくても使えるツールです。初心者でも簡単に始められる上に、古いシステムとの相性も抜群。スクレイピングやデータ処理を自動化することで、業務にかかる時間と手間を大きく削減できます。

まずは小さな業務から自動化を試してみてはいかがでしょうか?効率化の一歩を踏み出すことで、次に挑戦したいアイデアがどんどん湧いてくるはずです!今こそ、Power Automate for desktopを導入して、新しい働き方を始めましょう!